保育施設運営の国内最大手、JPホールディングス(HD)は2016年度中にベトナムに進出します。現地企業と合弁会社を設立し、幼稚園を開く。同国では中間層の拡大で保育施設の需要が高まっているといいます。一部に日本語の教育やカリキュラムも採用して独自性をアピールします。同社の海外進出は初めて。新たな収益源に育てます。

 16年度中に設立予定の合弁会社を通じて、ホーチミンに幼稚園を開きます。1歳以上の未就学の子どもを対象とした50~60人規模の施設にする方針。運営に必要な人員は現地で採用します。カリキュラムには日本式の手法も持ち込む予定です。17年度にはハノイやダナンなど他の都市にも同様の施設を開設する計画です。

 JPHDは4月時点で国内に165の保育園を持ち、学童保育や児童館なども展開しています。中長期的には少子化が進み、国内市場の大きな成長は見込みにくいです。

 一方で経済成長にともないアジア市場の保育施設の需要は拡大するとみています。将来的にはタイやマレーシアなど東南アジアを中心に進出地域を広げて海外事業を新たな収益の柱に育てます。